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10月に開業するゴールドラインでアイコンサイアムへアクセス

バンコクのゴールドラインは2020年10月開業鉄道

<2020.9.17追記>開業が2020年12月中旬に延期されました。

タイ・バンコクで工事中の鉄道・ゴールドライン(Gold Line)の第一期区間(クルントンブリー駅 – クロンサン駅)が2020年10月に開業する見込みとなった。

バンコクで久しぶりの新規路線

バンコクではさまざまな鉄道路線が工事中だ。ここ数年はMRTパープルラインが開業したり、BTS(スカイトレイン)やMRTブルーラインが次々と延伸。電車で気軽に行けるエリアが一気に広がった。

新規路線もダークレッドライン、ライトレッドライン、オレンジライン、ピンクライン、イエローラインが工事中。そしてもうひとつの工事中路線が今回紹介するゴールドラインだ。

これまで2018年7月と2019年1月の2回、工事現場を訪れた。

ゴールドラインはどこを走る?

ゴールドラインの路線図は以下のとおり。バンコクのトンブリー地区を走る路線となる。

ゴールドライン路線図

[G1] クルントンブリー / Krung Thonburi
↓↑
[G2] チャルンナコン / Charoen Nakhon
↓↑
[G3] クロンサン / Khlong San
↓↑(第二期)
[G4] プラチャーティック / Prajadhipok

起点はBTSシーロムラインに接続するクルントンブリー駅(G1)。シーロムラインの駅でいうと、サパーンタクシン駅からチャオプラヤー川を渡った次の駅というとわかりやすいだろうか。

2019年1月には、駅部分にクレーン車が入り、本格的に工事が始まっている様子が見られた。左側がBTSのクルントンブリー駅。

ゴールドラインのクルントンブリー駅(2019年1月)
クルントンブリー駅(2019年1月撮影)

駅の完成予想図はこんな感じ。

ゴールドラインのクルントンブリー駅イメージ
出典:Living Pop

島式1面2線のホームになることがわかる。そして特徴的なのが、この2線の向こう側、BTSとの間にもう1線あること。実はここに車庫兼整備スペースが設けられるのだ。

2020年4月の工事中の駅の様子を見ると、ホーム左側に整備スペースが作られているのがわかる。

クルントンブリー駅から東へ進み、チャルンナコン通りにぶつかったところで左折して北上。大型商業施設アイコンサイアム(ICONSIAM)横に設置されるのがチャルンナコン駅(G2)。

1年以上前、すでに支柱が立ち上がっていた。右側に見えるのがアイコンサイアム。

チャルンナコン駅(2019年1月)
チャルンナコン駅(2019年1月撮影)

さらに少し北上したあと西に方向を変え、ソムデットチャオプラヤ通りを進み、タクシン病院とスカイウォークでつながるクロンサン駅(G3)までの1.77kmが第一期。ちなみにこの駅は計画中のダークレッドラインのクロンサン駅(地下駅)との乗換駅となる予定。

ここまでの路線形状は、この俯瞰図を見ると非常にわかりやすい。

ゴールドライン路線全体イメージ
出典:Living Pop

そして、まだ工事は始まっていないが、次のプラチャーティポック駅(G4)までの0.95kmが第二期。なんと全長2.72kmのミニ路線なのである。

無人の小型車両で運行

路線の長さもミニならば、車両もミニサイズ。通常の鉄道車両ではなく、AGTやAPMと呼ばれ、コンクリートの専用軌道上をゴムタイヤで走る。東京のゆりかもめ、大阪の南港ポートタウン線などがわかりやすい例だろう。一部のネット記事でモノレールと書かれているが、AGTはピンクライン、イエローラインで採用されたモノレールよりもさらに小型の輸送システムだ。

ゴールドライン車両の大きさ比較
出典:Living Pop

手前からゴールドライン(AGT)、ピンクライン(モノレール)、ブルーライン(地下鉄)の車両。大きさの違いが良くわかる。

ゴールドラインには、すでに中国やシンガポールで走っているボンバルディア(Bombardier)のInnovia APM 300が導入される。

2両×3編成で、1両の定員は80~100人ほど。運転手がいない無人運転となる路線はバンコク初。

5月末から6月頃に中国で作られた車両が到着し、9月までテストが行われる。9月中に無料乗車を開始、10月に正式オープンとなる予定だ。

<2020.6.18追記>本日、レムチャバン港にゴールドラインの車両が到着。早ければ来週から試運転が行われるとのこと。

3~5分間隔の運行で、運賃は15バーツの予定。

アイコンサイアムへのアクセス向上を目的に建設

現在アイコンサイアムへはチャオプラヤー川の船か、クルントンブリー駅を発着するシャトルバスが主なアクセス手段。キーテナントのサイアム高島屋が苦戦しているというニュースも耳にするが、ゴールドライン開通で買い物客増加につなげることができるだろうか。

夜のアイコンサイアム
チャオプラヤー川から見た夜のアイコンサイアム

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